第一看護学科棟の3階には、実践的なトレーニングができるシミュレーションルーム、それらを同時に管理するコントロールルーム、録画や記録を見ながら議論するためのディブリーフィングルームなどがあります。病室や居室を再現したシミュレーションルームでは、子どもや成人の高性能シミュレータ(人形)を使って、実践的なトレーニングを行うことが可能です。講義で得た知識を、実際の看護シーンを再現した状況で繰り返し学ぶことで、看護を実践するための思考プロセスや適切な技術を選択?実施する力を養います。
看護学科シミュレーション教育の特徴
4つのシミュレーションルームとディブリーフィングルーム
4つのシミュレーションルームには、実際の病室や居宅など、さまざまな場面を再現し、高性能シミュレータを常設しています。また、複数のアングルからシミュレーション学習の様子を撮影し、ディブリーフィングルームで視聴することも可能です。
実践的なトレーニングに
活用できる
高性能シミュレータの
保有数は日本屈指
学内演習で活用するシミュレータは、バイタルサインを始め、けいれんや咳など、さまざまな生体反応を示すことができます。乳児モデル、産婦モデル、成人モデルなどの高性能シミュレータを常設し、日本屈指の保有数を誇ります。
東京医科大学病院と
同じ機材を使用し
実践的なシミュレーション
学習を行う
病室を再現したシミュレーションルームでは、東京医科大学病院で使用している電動ベッドを導入。実際の看護場面を再現した状況で、シミュレーション学習を行うことで、適切な看護ケアを選択?実践できる能力を養います。
シミュレーションルーム等の紹介
1シミュレーションルーム
4つのシミュレーションルームのうち、2つは病室を再現できる仕様で、東京医科大学病院で使用している電動ベッドを導入し、成人の高性能シミュレータを常設しています。他1つは子どもの看護のシミュレーションを実践できるよう子どもの高性能シミュレータを常設し、もう1つは居宅など様々な場面を設定できるようにしています。
すべての部屋に病棟用の配管ユニットが備え付けてあるため、酸素吸入や吸引を実施するシナリオシミュレーションを行うこともできます。天井には角度やズームを自由に調節できるビデオカメラが標準装備され、可動式のビデオカメラとともに、2~3アングルからシミュレーションの様子を撮影し、ビデオディブリーフィングシステムに取り込んでいます。
2コントロールルーム
シミュレーションルームのシミュレータやビデオシステムを制御する場所。学習の音声や映像を記録し、さまざまなデータと同期することで、学習内容をより詳細に振り返ることもできます。
3ディブリーフィングルーム
大型モニタを2台設置し、各シミュレーションルームの映像などを選択して投影できます。シミュレーションのディブリーフィングを同時並行で実施する場合にもフレキシブルに対応可能です。